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天外

ずいぶん仲の深かった二人の間に、とりたてて何が起こったのでもないくせ、気付けば歩み寄り難い距離感が生じているなどといったことは大人にもなれば珍しくない。要するにはどちらかが変化したか、或いは同じゅう物を見てきたつもりがそもそもの突入角度で微妙ながらの誤差を持っていた。それが五年十年ともなれば一度は近づきひとたびは交わった二人とて交差してからはあと遠ざかるばかりともなろう。私は今もまた出張でアメリカにおり、宇宙ステーションからボウイのスペースオディティを歌う映像に心を打たれている。私とて谷崎愛から女の腋を剃りたがるが布石の回収期間からしてがちょっと覚悟が違うなと思った。


まだ1+1も定かならぬ愚鈍極まる歳の子供が、骨の伸びるより早くたっぷりと肉付いた柔らかで小さな手に握り締める風船の紐を手離す際、果たしてもう風船はいらないのか、離すなよと再三親から云われその禁則を破りたい欲望に駆られたのか、或いは眠かったのか、それとも海月と見せかけ海亀を殺害したいのか。風に任せ空へ昇りほどなくただの点となるゴム塊を眺めて泣くのは、因果を理解していなかったのか、はたまたこういう時には泣くべきだと誰かから教わったのか、その誰かとは碇シンジではなかったか。また、手離す際には掌をぱっと開いたのか、折られた指を一本ずつ、確かめるようにしながら開いたのか。


カーテンの隙間から射す陽光を受けて煌めく塵を見て、埃まみれと罵る。











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