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  • 2015.10.23 Friday
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おかま面接

 おかまがやってきたのである。


「おかまなんです」
「それはまあ、いいとして」


 鱗きらめくイナダのようなアイラインを一線、下品に引いたそのおかまは、先から対面ソファに行儀良く座っているだけであるにもかかわらず、私のほうで目を逸らそうにもなかなか視界から外れぬ、そんな大迫力だった。


「僕のほうで気になるのは」
「ええ」
「おかまが真剣になったとき、ジェンダーはどちら寄りになるのか、というこの一点だけなんです。男寄りになるのなら、既にあなたは商売人と云わざるを得ないのだから、この期に及んで営業職に染まる必要もありますまい」


 おかまの目の泳ぎ方を見るにつけ、やはりこの人はイナダなのかもしれなかった。

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