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  • 2015.10.23 Friday
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なおみ

 最近えらく世の中が反韓へなびいていて、武力行使も厭わない意見ちらほら。私は韓国の魅力ひとつも理解しないが、あの国との戦争には反対で、それは世間がどう騒ごうが経済的にべったりの両国にとってこれ以上の軋轢が発生するのは問題云々という経済人的な事なかれの論法ではなく、暴力が許されるのは権力/権威に対して弱者が反抗する際に唯一手にすることの能う武器であるという、運動家の方便による。それは方便かもしれぬが自尊心でもあって、私から見てあの国は日本が常に辛酸舐めさせられているところの大権威でもなければ、暴力手段によってしか解消出来ないほどの奸計を弄し、ついにはこちらの手を詰ませる好敵手でもないので、仕掛けたら恥のように思う。あちらの人間が年中の火病に苛まれたとて、こちらに飲ませるための煮え湯を沸かすやかんを用意しているわけでもなし、適宜最適な経済制裁を加えて自壊させればいい。恐るるに足らない存在であるにもかかわらず世論が怒り狂って次第に先鋭的になるのは、韓国の無礼非礼もさることながら、あまりに粗末で及び腰な日本外交の作法がその主因で、スワップ協定の破棄に始まり、誰の目にもこれをすれば韓国はどうしようもないという選択肢が数多あるにもかかわらず、それを決して採らないグズの連続が国民を苛立たせている。大戦前夜のようだと嘆く人もあるらしいが、政府が戦争にベクトルを向けたところに国民がつられた当時と比べれば、今の国民は韓国と自国政府という両の敵に前後を塞がれているような心地でいるのだから、むしろ帝政と敵国との狭間に揺れた19世紀末ロシアに近く、ぜんたい我々の信ずべきは誰なのだと、国民総疑心暗鬼になった隙間にこそ強力な革命家が出現しやすいということで、私などは外山恒一氏のどさくさに紛れた台頭を願っている。


 ところで、ネット言論の大半は左翼をゴミ屑みたいに扱うが、左翼をゴミ屑と云いながら、有名無名にかかわらず、ありとあらゆる人間の揚げ足取りとあら探しを怠らず、一つのミスを晒し上げ、嘲笑の対象とするネット集団の振る舞いというのは、古くは平家のスパイキッズこと禿髪(かむろ)、新しくはゲシュタポ、つまり(秩序安寧を僅かでも崩しうるという意味での)反体制的な要素を含んだ人物を徹底的に探し出す強力な監視システムに他ならず、それをみながみな、体制によって依頼されるでもなく自発的にやっているのだからスターリニズムの体現、左翼をバカにする人こそがいまや極左である。左翼国家を成立させるに不可欠なのは高邁な思想ではなく、秘密警察と強制収容所の二つだと昔は云われたものらしいが、国民が国民を監視する役を自ら買って出てくれたのだからこんなにありがたいこともなかろう。フーコー『監獄の歴史』など読めばわかるが、『ネットに晒されるかもしれない』という懸念がひとつ人間の行動規範となり始めたというのは当然ながらも、私にしてみれば規模が世界であるだけに隠れ場のない気がして心地悪い。ただ、喜ぶべくはその監視が今のところ権力に対しても或る程度は有能に働いている点で、体制側にとって扱いの困るものであり続けることがネット社会の価値なんだろうと思っている。


 なおみという名の女に、転がされたい。


 

 


 

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  • 2015.10.23 Friday
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  • 23:13
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コメント
きちんとしてもらう資格もないのかなと思った
  • 雪子
  • 2012/09/02 2:30 AM
そんなこという資格もなかった
ごめん
  • 2012/09/02 3:03 AM
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