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  • 2015.10.23 Friday
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社会の難儀

社会というより己の置かれた立場を取り巻く人種によるだろうけれども、私の周りは武闘派ばかりなので何をするにも一人だけ異なる場面が目立つので難儀せずにはいられない。


今日は取引先の主催するバーベキューだった。響きからしてが何らの面白みも得ない。が、そこはきほんこちらの精神力が摩耗してでもひたすら同調することで相手を得意気にさせねばならぬ。サラリーマンたるものいかなる状況においても給料が発生するのだからこれは仕方がない。自己快楽と仕事は結びつけようとすればするだけ乖離を憂えるだけなので、損になる。会社に自身をまるごと投影できるのは、突き詰めれば事業主以外にはない。サラリーを与える側と与えられる側の差は、一営業マンがどれだけ身を粉にしようとも、やはり途方もない。社の色に染まることでしか自身の存在価値を味わえないのなら、それもずいぶん虚しい話だが、私の周囲ではそれだけが美談とされがちなのだから、虚しいのは馴染めない私独りか、気付かぬ周囲かという話になって、数の理によって無用の敗北を味わう羽目になる。


懸命になれる対象が仕事しかないのは、日本人の本当に不器用な癖というか、島国的な視野狭窄で、同等の経済繁栄を叶えた国々は、宗教的観念もあいまって日本人よりはよほど個を重んじる。日本人は共同体を愛でているのではなく、それによって互いを監視することで一人誰かが飛び抜けて旨味を味わうを否とする割と陰険な気質なので、自由空間たるネットすら出る杭打つ揚げ足取りツールに使われてしまっている。競争主義の最たるものであるべき企業体の中に、そのような奇妙な同調圧力が広がっていて、それを指してばかかと思っているのは、私の世代以下にはもっと多いかもしれない。そうであれば、ためらわず外国へ行くのがよいと思う。日本が、日本らしく企業復興を考えるのなら、プログラミング言語や外国語の幼時教育ではなく、軍隊的部活動の徹底をすべきだと思う。そうすれば、企業の願う企業戦士が増加して、あぶれた人間は幾らか自殺しようが、残りは自己防衛本能によって創作への意思を現今の世代よりも強め、とても面白いものを作るのではないか。スクールカーストの激化によるいじめや諸問題がなお悪化するだろうが、大人になれば誰もがそこへ収束されるところの企業というものの形態が、つまるところ異端者の排除を是としているのだから、子供がそのような共同体を形成するのは当たり前の話だ。学校は完結した一つの島国的世界だという人もある。


愚痴だが、私が酎ハイを片手にこのような臭い見解を練るに至ったのは、バーベキュー最中のビンゴに因る。場の雰囲気を崩す手腕について私はそれを得意と自負するが、今回もそのようにして誰より早く五連の穴を開けるに至った。七つ読んだばかりの拙速なビンゴに周囲は興醒めの相、爛々たる瞳で鼻息荒くリーチに興奮していた小僧の悲しそうな顔! 私は小僧を尻目に景品をありがたく頂戴した。


ところが、今のは空気を読んだ上でビンゴを公表すべきではなかった、という声がそちこちより聞かれて、それというのは本来お招きくだすったあちらの社員に与えられて然るべき景品であったにもかかわらず、部外者たるお前が横からかっさらっては、恨まれこそしようが喜ばれることはないと、こういう理屈だった。それを聞いて私は、二十歳であったらばそのまま会社を辞めていたろうが、置かれた立場を鑑みれば、波風立てぬが最善の接客であるという日本気質以外は全否定の無個性礼賛業界なのだから、異様に早かったリーチの段で、リーチを名乗らねば良かったのだろうと、怒るどころか反省をした。人はこれを成長と呼び、私はこれを鈍化と呼ぶが、呼び方どうあれ本質は変わらぬ。編集時代にもビンゴ最強だった私は、面識もない人だらけの場において毎年毎年何万円も稼いだが、あの場においては誰であれシートを配られた時点で、写植屋からデスクまでが平等だった。そのような昔日を思い返すにつけ、仕事なんてものは何でも辛いものだとしたり顔にて語る年長者に、それはお前の思い込みに過ぎないよと、云ってやりたい気もありつつ、今日もまた、ただの性欲過剰な変人たる自己を装うに終始する。それが、周囲にとっては扱いやすいとなれば、私は甘んじてその役を買う。一切の知恵も出さずに。嵩んできた副業には、知恵を出す。そちらには、知恵を必要とされているから。


全ては、給料を貰っているので。












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