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  • 2015.10.23 Friday
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ねのひ

 私は学生時分、左翼活動に没頭する友人の影響もあって反米反欧だった。運動にはまるで興味がなく、書物の上でファンタジーを読み込むように三民主義や矛盾論を楽しんでいたから、結局のところ俗物だったには違いない。なにせ意味もよくわからなかったのである。


 社会人になってから、外国人と触れる機会が増えてきた。挙句、欧米を好み中国を恐れ韓国を嫌うようになった。というのは、白人種はまず仕事に律儀であった。加えて、優雅を極めた時代は過ぎ去り、徐々に国力を削がれる中で一体どうしたものだろうかと憂える日本人と、同じく絶望的な経済危機にどっぷり浸かる白人種との間には通じる心があったからで、黄禍論に対する恐れとはこのようなものだったのであろうかと、亡国の黄昏への危機感を共有できる相手にすっかり心を許してしまったのである。これは、実に頭の悪い人間の変節の典型で、政治的思想は本来このような婦女子的な仲間意識を理由に移ろうてはいけない。所詮私は一度も選挙へ行ったことがないのである。


 中国! インド! くにおくんのドッジボールでもキワもの扱いされていた国が、今や相当に強いのである。ブラジル! サッカーしかない国だと思っていたが、伸張が確約されている。そうして労働力としての中東! 地理も歴史も、いちばん覚えづらい。


 韓国に対しての否定的な感情は、彼らの気質によるところが大で、私は彼らの感性がとても繊細なものであることを信じている一方で、その繊細なところをつつかれた時にとる行動の仕方がいちいち自分とは折り合わないとも信じている。ひたむきさが粘着的に、快活さが激情的に、自尊心が虚栄心にといった調子で、感情むき出しの自我というものをあちらの人ずいぶん平気に曝け出してくるものだから、それらが概して過剰に映る。しまいには鬱陶しい。歴史認識のズレはあちらの教育が変わらない限り永劫解決し難く、実際韓国へ旅行した際には閔姫をめぐる認識で中年の韓国人女性ガイドと私はちょっとした口論となり、果てには印刷は韓国起源と言い出したので北宋発ドイツ大成だろうと一笑に付したところ相当の勢いで激怒されたことがある。金を払って雇って、どうして聞いてもいない歴史認識を客に語り、そればかりでなく強制しようとするのか。まだ学校を卒業したばかりの私は今よりも遥かに攻撃的だったので、正直お前は商売人として本当に頭がおかしいと云った。以来私は韓国人と仲の深まることがあっても歴史問題を避けている。ここに触れると良好な関係が築けない。しぜん、一線を画した付き合いに終始せざるを得ない。


 様々な歴史を捏造、流布する韓国政府の所業、日本も他国も似たようなところはあるが韓国がやはりひときわ一人相撲めいている。国家の歴史の浅さを虚飾によって誤摩化すことがかえって奴隷根性を育んでいることに内部から批判の声があまりあがらないのは奇妙である。レヴィストロースの悲しき熱帯が流行って久しい現代にあってあまりに錯誤的と云うべきか。そもそも『韓国には』歴史があるというのではなく、『韓国にも』歴史があるという彼らの歴史認識


 と、ここまで書いて急に部屋が強く揺れて、静岡は震度五だった。たちまち、私がなぜ韓国を嫌いか、ということを語るのがどうでもよくなった。隣国同士が仲悪いというのは、世界の常である。嫌い合えば良い。


 テレビがつまらないのは韓国のせいではない。



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