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  • 2015.10.23 Friday
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追悼のざわめき

 クリスマスということでなんとなく飯を食ったりする予定になっていたけれども、少し前に友人から送られてきた『追悼のざわめき』が気になって仕方なかったので、映画を観たいからごめんなさいと断りを入れると、バウムクーヘンを一枚ずつ剥ぎ剥ぎ、布団にくるまり本作に溺れた。こういう自己中心的なところは女性に対して最もいけないところなのでしょう。そうかといって、真剣に観たかったので、一緒には、観たくなかった。ところでバウムクーヘンはそのまま齧ると質量がずっしりとしすぎているので、人前でなければ都度剥いて食べる。


 名こそ知れども恥ずかしながら避けていた。この作品は、ちょっと長いのである。『ゆきゆきて神軍』以上に、避けてきたのが途方もない損だと思われた。こんなに美しい映画を観たのは初めてだ。内容は割愛するとしても、しんから感動した。主張ってのは少数派だけが意味を持たせることができるものなのだと改めて思った。清濁併せ持つ人間という因果な生き物をあそこまで臭みたっぷりに描きながらも、美しさが少しも損なわれていないのは神業というほかない。エログロの先にある圧倒的な耽美に、みなさんにも是非触れて頂きたい。正月も近いことだし、親戚の子供が暇を持て余して映画なんぞのダダをこねてきたら、ワンピースの実写版だよと笑顔万遍、この映画を流そう。トラウマは、早いほど良い。


 ところで友人から送られてきた映画の内訳は『盲獣対一寸法師』『HOUSE』『イレイザーヘッド』『追悼のざわめき』で、私はどういうわけかイレイザーヘッドとヘルレイザ―を勘違いしていて、この中にあっては異端だと不思議がっていたけれども、観て納得リンチ監督でした。これら作品言うまでもなくそれぞれが有機的に繋がっていて、贈り物には貰い主が気付くようなそれでいて悦ばしいコンセプトを付帯するのが本当、という理を再認識させられた。まさにちょうど、思春期にこしらえたいびつな感性を満たしてくれるような映画を観たい、さもなければ頭が悪くなってしまうとハラハラしていた矢先の贈答品だったので、これが女だったら百回も告白しているのにと悔しがった。


 異性を好きでたまらないのに、心の琴線に触れてくるのは圧倒的に同性、これは自分のような男のみならず、女性もそう感じるところ多々なのじゃなかろうか。もしそうでなければ、男だけが同性異性の別なく誰にでも優しいということになって、まるで話にならないのだが。

 


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  • 2015.10.23 Friday
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  • 01:19
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コメント

3日目でソッコー8万いただきますたーっ!!!!!
想像以上に簡単で逆にちょっとビビったww
http://jqj55zy.tee.navitime.me/
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