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  • 2015.10.23 Friday
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テレビガイド

 遡ること十余年、ネット前夜の日本では、テレビガイドが今よりずっと売れていた。計画的に情報を接収するためのデータベースとして、テレビガイドは文字通り番組選びの案内に一役買っていた。ドラマ特番スポーツ中継、各人かの本眺めつつ、嗜好を思考し至高の施行を指向した。


 若い女性がドラマのコラムに意を得る中、中学二年の自分は深夜番組、とりわけ放送される映画の情報に目を通していた。アダルトなものだけを求めた。というのは、パソコンのないあの頃、未成年がエロに触れるには相応の労力が必要であり、本にしろビデオにしろ、買うとなったら一に法、二に金銭、三に親の目、様々の困難が容易に若者をエロに触れさせなかったのであって、自分も一度、クリスマスに親より貰った金で山ほどAVを購入して店を出たところに同級の女子と遭遇し、たいへん気まずい思いをしたことがあり、ただこれは当時から現在同様興奮したのであるが、それやこれやするうち性欲に拍車がかかりまたそれと並行するようにして深夜型の生活が板につきテレビを眺める時間もしぜん増えてゆく中で、どうやら深夜には稀にエロい映画が放送されているらしいことを知り、翌日の鼻息荒い友人の弁から良作を見逃したことを悔やんだこと一度や二度に留まらず、それからは取りこぼしがあってはなるまいとジャンプ購読を止めてまでしてテレビガイドなのであった。金より手間を惜しむ若さが、あの頃の自分には今よりずっとあった。


 火焔乳の印象深い『くの一忍法帖』は、裸体の露出度合いは当時最高であったものの、和装を良しとする感性があの時分にはまだ足らず、エロい映画の時間帯にそのシリーズが埋め込まれている週には、親知れず落胆した。折しも十代半ば、誰もが一度はそうであったように、当時の自分は大の金髪愛好で、深夜のその枠には、なんとしても外国映画があってほしいと切望していた。


 そんな折、テレビガイドに『アグレッシヴな熱帯夜』という外国映画を発見した。こんなのを待っていたのである。扇情的なタイトルに、これは間違いないという確信を抱き、抱くだけでは足らず、赤ペンでタイトル文字をグリグリにした。さて当日の夜である。灯りを落として布団に寝そべり、半身裸に映画を眺めて、全て観終わって、絶望した。記憶する限り、二時間中をドライブするような内容であったように思う。


 翌日には風邪を引き、エアーマックス95を購入した靴屋が捕まり、ドラクエ3はバラモスを前に消えた。あらゆる最新の情報がテレビの中から降って来た時代の話である。

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  • 2015.10.23 Friday
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  • 03:37
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コメント
[アマゾネスプリズン]

だったっけな?

洋美女集団全裸で大暴れ的な

最高でした。

あとね
[ザ・ビーチ]のエロパロディ、
[ザ・ビーチク]
これほど笑えたシロモノはなかったです…
  • 巨神兵
  • 2008/09/25 10:13 AM
巨神兵様>
パイパニック然り、エロパロディというジャンルは見過ごせない規模となっており、最近ではハルヒ、エヴァなど人気アニメのコスプレとストーリー性を忠実に再現したAVも好調です。

今の若者はAVやエロ本を買うためのあの努力こそ知らないものの、動画を見るためにコーデックを落としたり、ウイルスに悩まされた挙げ句親にバレたりと、PCと対峙する中で似たような努力をしているのでしょう。僕は両方を体験した過渡期の産物ですが、エロだけは不滅であること疑いようがないと思います。
  • 本人
  • 2008/09/27 12:30 AM
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